ビジネスクラスとエコノミークラス
最初からビジネスクラスなど検討せず、エコノミークラスしか考えていない。これは非常にもったいない。
ビジネスクラスとエコノミーの差額は大きいが、それ以上のメリットがある。
下には動画でもJALビジネスクラス搭乗記を紹介している。
今回はバンコクと名古屋をつなぐJALを例に、ビジネスクラスとエコノミークラスの差、そしてビジネスクラスのメリットを紹介しよう。
ビジネスクラスのメリット
最初に結論として、ビジネスクラスのメリットを述べよう。
- 優先的にチェックイン
- 待ち時間要らずの出国手続き、手荷物検査
- ラウンジが利用可能
- シートが広く、快適
- 機内食がうまい
- 入国手続きが優先される
もうこれだけで、ビジネスクラスを利用したくなるだろう。
要するに、待ち時間が無く、窮屈な思いをせず、おいしいごはんをたくさん食べられ、快眠できるのがビジネスクラスが。
実際にエコノミークラスと比較しながら見ていこう。
出発まで
最初にビジネスクラスのメリットを感じられるのが、チェックイン手続き。
出国の際にまず気になるのが、チェックインの行列だろう。
連休時などは、1時間ほどの行列に並ぶこともあり、気が重くなる。
ビジネスクラスならば、ご存知の通り、専用のチェック員カウンターが設けられており、少ない待ち時間でチェックイン手続きが完了する。
写真左がビジネスクラス、右がエコノミークラスのチェックインカウンターだ。その差は歴然。
チェックインの待ち時間が減れば、空港内を散策したり、ゆっくり免税店を楽しめる。
チェックインが済んだら次は手荷物検査と出国手続き。
こちらも年末年始や連休のシーズンは行列になる。検査が混むため早めの手続きを促されることも多いだろう。
ビジネスクラスなら、手荷物検査や出国手続きも優先される空港がある。
今回はバンコクのスワンナプーム空港を利用したのだが、こちらは優先手続きが可能。
チェックインの際に優先手続きのカードをもらえるので、専用の通路から行列をごぼう抜きできる。
ちなみにスワンナプームではこのカードのことをプレミアムレーン専用カードと呼ぶ。
表面には「売らないでね」と書かれていて、ファストパスと同じ働きをしてくれる。
出国手続きが済んだらショッピングを楽しみ、その後はビジネスクラス専用のラウンジでくつろごう。
空港に早めに到着してもラウンジが利用できれば快適な待ち時間を過ごすことができる。
よく勘違いされるのが、ゴールドカードのラウンジと、ビジネスクラス専用ラウンジの違いだ。
カードラウンジは手荷物検査の前に利用するラウンジなので、あまりゆっくりできない。
ビジネスクラスラウンジは格が一つ上なのだ。
ちなみにビジネスクラスラウンジはプライオリティパスを契約すればだれでも入れる。
ただし、プライオリティパスは年会費が3万円近く必要。
日本では、楽天プレミアムカードに入会すれば無料でプライオリティパスを発行できる。
プライオリティパスで得られるメリットはビジネスクラスに比べれば一部に過ぎないが、待ち時間にお酒を楽しんだり食事をしながら快適に過ごせるので、入会をおすすめする。
この日は、有名シェフ監修のカレーと、国産鶏のナゲットをセットに牛乳を添えて。品が無いか。
そして、出発の直前も優先搭乗で待ち時間なし。
出発するまでの間にも、ビジネスクラスはエコノミーに比べて圧倒的にメリットがある。
機内は至れり尽くせり
機内に乗り込みビジネスクラスのシートに座るとその広さに驚く。
足を大きく伸ばしても有り余る広さ。
それもそのはず、ほぼシートを倒してフラットに近い姿勢が可能なシートピッチなのだ。
ちなみに今回利用した名古屋―バンコク間の機材はJAL SHELL FLAT SEATというシートで、完全なフラットではない。
若干足が下がる姿勢になるが、十分に快適だ。
成田―バンコク間になるとJAL SKY SUITE Vという、フルフラットシートが採用されており、睡眠の際はより快適に過ごせる。
比較のためにエコノミークラスを見てみよう。
人が乗っていないのでそれほど狭く見えないが、実際に座ると前の座先に膝が触れるか触れないかの絶妙な設計になっている。
正直狭い。
2時間程度の国内線なら快適だが、国際線の長距離線になると、移動が我慢の時間になるだろう。
ビジネスクラスとエコノミークラスの価格差は、ほぼこのシートピッチにあるといっても良い。
座席表を見ると一目瞭然で、ビジネスクラスに座る少数の人が、機内のほぼ半分のスペースを占領する。
やはり値段には理由があり、快適なのである。
ビジネスクラスはアメニティも豊富だ。
ひざ掛けはもちろん、アイマスクやフワフワのスリッパ、モイスチャーマスク、歯ブラシもついてくる。
シートに座り、メニューを見てみる。
JALのビジネスクラスに用意されるメニューは「BEDD」と呼ばれる特別メニュー。
快適なシートライフを意味するBEDに、DINE「食事」、DELICIOUS「おいしい」、DREAM「夢ごこち」を組み合わせた名前になっている。
ドリンクメニューは、そこら辺の居酒屋を超える豊富なメニューで、とても空の上とは思えない。しかも飲み放題。
フードメニューは洋食、和食の2パターンから1つをチョイスする。
今回はレビューが少ない洋食を選んでみた。
乾杯はシャンパンで。酸味と甘みが絶妙、炭酸は強めでうまい。
シャンパンと同時にスナックが運ばれてきた。乾杯はビールでも良いかもしれない。
オードブルはきれいに盛り付けられていて、どれも繊細な味付けてうまい。食事のお供にあえて日本酒をチョイスした。JALといえば獺祭で有名だが、今回は土佐しらぎくを頂く。甘みと酸味、日本酒度がちょうど中間といった感じ。癖が無く飲みやすい。
今回驚いたのが、パン。写真下の白い方のパンだが、米粉を混ぜているのだろうか。もっちり、しっとりしていて旨い。添えられたバターともにお代わりしていただいた。
バターと一緒に運ばれてきた、「S」と「P」という瓶。容易に塩とコショウだと想像できるが、開け方がわからない。ひっくりがえしても詰め替え用の入り口しかない。判明したのがシールをはがして利用することだったが、シールがしっかりと張り付いていたので改善してほしいポイントだ。
メインの肉料理が届いた。軽く煮込まれた牛肉。赤身肉なのでじっくり煮込んだ方が良いかもしれない。霜降り肉が欲しいところだが、あおさのりの風味が効いていて旨い。
デザートは鳥羽国際ホテルのサクラチーズケーキ。サクラの風味と塩味、チーズの甘さが絶妙。一緒にいただいた本格ドリップコーヒーがこれもまた上出来であり、デザートまで満喫できた。
ちなみにエコノミークラスの同じ時間帯の食事はこうなる。前回この食事を頂いた。とてもおいしいが、やはり機内食という見た目。ビジネスクラスになると、立派な食事になるので、その差は歴然だ。
一通り食事を終え、しばらくくつろいで小腹がすいたので、そばを食べたくなった。メニューを見るといつでもどうぞと「ですかい」シリーズがあった。本格的なそばを食べたいと思ったのだが、提供されたのがカップ麺。少し残念だったが、これはこれでおいしい。
食事中はキャビンクルーが常に気を配っていて、お酒が無くなりそうになると別の飲み物を勧めてくれる。食事や飲み物以外に、サービスも充実しており、あっという間に目的地に到着する。これがビジネスクラスのメリットだ。
到着後もビジネスクラスは一味違う
通常飛行機を降りたらそこで終わりだが、スワンナプーム空港は少し違う。
世界一の観光国タイとあって、入国審査が非常に込み合う。1時間待ちということもある。
ビジネスクラスは出国時と同様に、プレミアムレーンを利用できるため、入国審査も待ち時間なく通過できる。荷物も早めに出てくるのだ。
まさにストレスフリーで利用できるのがビジネスクラス。
料金は当然高くなるが、エコノミークラスとの差額以上に満足できる内容なので、利用価値は十分あるだろう。
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